カイロ（手）、プラクティック（技術）というギリシャ語に由来するカイロプラクティックは、もともとは手によって脊柱にのみアプローチしていました。これがカイロプラクティックの根源です。

1895 年にD.D.Palmer によって始まったカイロプラクティックですが、アメリカではすでに100 年以上の歴史があり、カイロプラクティックのあり方自体も変わってきています。アメリカのカイロプラクターが患者をより正確に、また効率的に改善しようとした結果、レントゲンが撮られるようになり、検査のための機械が導入されたり、様々なテクニック（手技）が開発されるようになりました。その手技は250 を超えているとも言われています。

サブラクゼーションを取り除くことは非常に大切なことですが、そもそもカイロプラクティックが始まった頃に生きていた人間と今の人間では、衛生面、生活スタイル、食生活、平均寿命など、全く異なっています。その変化に伴い、技術も理論も向上すべきだと私は考えています。ですので、”カイロプラクティック＝サブラクゼーションを取り除く”と同時に体のバランスを整え、痛みを取り除くケアを行い、多面的アプローチをしていくことが今の現代人には必要不可欠です。